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今日の話題です
「なんで、チワワがここに!?」。ラブラドールリトリバーなど大型犬に交じって愛らしいチワワが活躍する様子が話題を呼んだ昨年秋の奈良県警の嘱託警察犬審査会。嘱託警察犬の指定は1年ごとの更新制で、今年も11月1日、奈良県大和郡山市で審査会が開催され、ロングコートチワワの「桃」(メス、8歳)が2年連続の採用を目指して出場した。「ハナの捜査官」として実力が要求される警察犬だが、最近はイベント出演や広報活動など“アイドル性”も期待されるようだ。 【フォト】「ハナの捜査官」の目指すワンコ達 「桃」がチワワとしては全国で初めて嘱託警察犬に選ばれた昨年秋、県警には「うちの犬も警察犬になれるのか」との問い合わせが相次いだ。海外のメディアにも取り上げられ一躍有名になり、ちょっとした小型警察犬ブームが起きた。 今年も「桃」が採用されるのか、合否の発表は11月中に行われる。1日の審査会で捜索救助に出場した「桃」は体調もよかったようで、目標めがけて一直線に疾走し5分以内で要救助者を発見、審査基準内で見事課題をクリアした。飼い主で同県桜井市の会社員、松吉慶子さん(32)は「訓練の積み重ねを発揮してくれた。今回も合格して欲しい」と話す。 近年の警察犬ブームの火付け役は、7度目の挑戦で合格し、映画化もされた香川県警の「きな子」だ。その後も「桃」や、全国初とされる柴犬の嘱託警察犬となった岡山県警の「二葉」など、警察犬への話題は事欠かない。 嘱託警察犬の審査会では何を競い、合格の基準はどこにあるのだろうか。 ■嘱託と直轄 嘱託警察犬とは、普段は民間の飼い主やトレーナーのもとで飼育、訓練を受けながら、全国の警察が主催する審査会をパスし、事件の発生や人命救助の際に出動要請を受ける犬のこと。嘱託警察犬に対し、各都道府県警の警察官が直接飼育、訓練する犬は直轄警察犬と呼ばれる。 地域の実情によって直轄のみ、嘱託のみなど分かれるが、いずれも「ハナの捜査官」とも評されるように、人の数千倍とされる鋭い嗅覚(きゅうかく)を武器に、警察官のパートナーとしてさまざまな場面で活躍している。 ■足跡追及 奈良県警は嘱託警察犬のみの採用で、毎年審査会を開き、3つの審査項目で犬の能力を審査する。 1つ目は「足跡追及の部」だ。犯人に見立てた人物が通った道のりを、臭気や足跡を頼りに追跡。途中には靴などの遺留物がヒント代わりに置かれているが、アスファルトなどにおいをたどることが難しい部分もあり、3分以内に最終地点まで追跡することが審査基準のひとつとなる。 ■臭気選別 次は「臭気選別の部」。犬に特定のにおいをかがせ、離れた場所にある5つの布の中から、同じにおいの布を選別することが課題だ。計4回繰り返すが、中には5つの中に同じにおいの布がひとつもない「ゼロ回答」という意地悪な問題もあり、いかに臭気を正確にかぎ分けられるかが勝負となる。 ■捜索救助 3つ目は「捜索救助の部」で、チワワの「桃」が昨年採用された部門でもある。シェパードなど大型犬が多い他の2部門に比べ、捜索救助では倒壊した家屋の中などの活動が想定されるため、小型犬のエントリーも比較的多い。実際、今回の奈良県警の審査会には「桃」のほか、ビーグルも参加した。ちなみにビーグルは空港では「検疫探知犬」として活躍している。 帽子などの遺留物を頼りに、茂みに隠れた仮想の要救助者を5分以内に発見し、見つけたことをハンドラー(指導手)に知らせる鳴き声をあげることが、審査の基準のひとつとなる。 ■話題性に期待も 奈良県警は、今年度は審査を受けた70頭中32頭を嘱託警察犬に選び、10月25日までに事件捜査や行方不明者捜索、イベント出演など計14件の出動実績がある。桃も交通安全行事への出動や啓発チラシの表紙を飾るなど活躍した。 嘱託警察犬としての実力を備えていることが第一条件だが、話題性豊かな犬種が増えている理由には広報の役割を期待する一面もある。63頭が出場した今回の奈良県警の審査会。再び優秀でかわいらしい「ハナの捜査官」が誕生するだろうか。 (この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)
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